コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐久性一般

耐久性一般Ⅰ

2016年7月8日(金) 09:00 〜 10:30 第3会場 (5F 503号室)

座長:河合研至(土木), 山本佳城(建築)

[1117] マルコフ連鎖モデルによる外装仕上材の劣化予測と中性化抑制効果の評価方法に関する研究

越中谷光太郎1, 今本啓一1, 本橋健司2, 清原千鶴1 (1.東京理科大学 2.芝浦工業大学)

キーワード:Degradation Simulation, Markov chain model, Masonry Coating, Service Life Prediction Method, Visual Survey, マルコフ連鎖, 仕上塗材, 劣化シミュレーション, 目視調査, 耐用年数予測手法

実構造物の調査結果に基づき,確率論モデルを用いて外装仕上材料の耐用年数予測手法の可能性について提案した。実構造物の外装仕上材料に対し,ひび割れ等の調査を行った。マルコフ連鎖モデルの劣化シミュレーション結果を用い,外装仕上材料の経年と劣化の累積である累積超過劣化度の式を設定した。累積超過劣化度と中性化深さとの相関性の確認をおこなった。累積超過劣化度と外装仕上材料の耐用年数との関係について考察をおこなった結果,外装仕上材料の経年劣化を加味した中性化予測の可能性を示した。