JCI Annual Convention in HAKATA

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第38回コンクリート工学講演会

A.Material & Construction » Durability

Durability Ⅲ

Fri. Jul 8, 2016 1:15 PM - 3:30 PM Room 3 (5F 503)

座長:藤井隆史(土木), 土屋直子(建築)

[1127] A Study of Carbonic Acid Attack on Concrete Surface of Biological Activated Carbon Adsorption Pool in Advanced Water Purification Facility

Noriya MAMADA1, Kentaro OHNO1, Kimitaka UJI1, Yoshihide SATO2 (1.首都大学東京 2.東京都水道局)

Keywords:Advanced water purification facility, Biological activated carbon adsorption pool, Chemical attack, Free carbon dioxide, Microbial metabolism, 化学的侵食, 微生物代謝, 生物活性炭吸着池, 遊離炭酸, 高度浄水施設

高度浄水施設の生物活性炭吸着池における躯体コンクリート表層部の早期劣化が報告されており,著者らの既往の研究より,劣化要因は,成分溶出に加え,活性炭内の微生物呼吸に由来する遊離炭酸による化学的侵食と活性炭の逆洗浄や壁面の高圧水洗浄による物理的作用であると推察した。本研究では,遊離炭酸による化学的侵食に着目し,モルタル供試体の劣化促進実験を行った。その結果,供試体の質量変化率および表面高さの減少は,供試体表面に接触する総遊離炭酸量に依存することを明らかにした。さらに,本成果を用いて躯体コンクリートの化学的侵食による劣化予測を行い,実施設の外観調査結果と比較した。