コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 耐久性一般

耐久性一般Ⅲ

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:30 第3会場 (5F 503号室)

座長:藤井隆史(土木), 土屋直子(建築)

[1128] 練上がり温度がモルタルの各種耐久性に及ぼす影響および表面塗布剤による物性改善

中山莉沙1, 東洋輔1, 森寛晃1, 多田克彦1 (1.太平洋セメント)

キーワード:Compressive strenfth, Curing agent, Durability, Hot weather concreting, Mixing temperature, 圧縮強度, 暑中コンクリート, 練上がり温度, 耐久性, 養生剤

普通ポルトランドセメントを用いたモルタルにおいて,暑中期を想定した練上がり温度および脱型後に行う養生剤の塗布が強度および各種耐久性に与える影響を検討した。その結果,練上がり温度が高くなると20nm 以上の空隙が増加して強度が低下すること,塩化物イオンの浸透や中性化に対する抵抗性が低下することが分かった。ただし,練上がり温度が35℃を超える場合でも,養生効果のある表面塗布剤を使用することで,モルタル強度は32℃の場合と同等あるいはそれ以上に回復すること,さらに,耐久性の向上も期待できることが分かった。