Chloride attack Ⅰ

[1141] Reverse diffusion simulation of chloride ion in the RC structure repaired by patch repair materials with chloride adsorption agent

Nobue NISHI¹, Azusa YAMADA², Yuki MURAKAMI² (1.ネクスコ・メンテナンス新潟 2.長岡工業高等専門学校)

Keywords:chloride adsorption agent, chloride ion, diffusion simulation, patch repair method, re-deterioration, 再劣化, 塩分吸着剤, 塩化物イオン, 拡散シミュレーション, 断面修復工法

塩害劣化した構造物に対して「塩分吸着剤」を用いた断面修復工法が適用されることがある。断面修復工法を採用する場合は，既存コンクリートの残留塩化物イオンの再拡散シミュレーションにより，補修材構成を決定するのが一般的である。本研究は，「塩分吸着剤」を添加した補修材を用いた場合の，塩化物イオンの再拡散シミュレーションについて，塩分吸着度（%）によって見掛けの拡散係数を変動させるモデル，吸着効果を要素ごとに減算することで表現するモデルおよび，それらを重ね合わせたモデルを提案し，その妥当性について検討した。