コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 塩害/複合劣化

塩害Ⅰ

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:15 第5会場 (4F 412号室)

座長:杉山隆文(土木), 山中憲行(建築)

[1141] 塩分吸着剤を用いた断面修復工法における塩化物イオンの再拡散シミュレーションに関する検討

西信衛1, 山田あずさ2, 村上祐貴2 (1.ネクスコ・メンテナンス新潟 2.長岡工業高等専門学校)

キーワード:chloride adsorption agent, chloride ion, diffusion simulation, patch repair method, re-deterioration, 再劣化, 塩分吸着剤, 塩化物イオン, 拡散シミュレーション, 断面修復工法

塩害劣化した構造物に対して「塩分吸着剤」を用いた断面修復工法が適用されることがある。断面修復工法を採用する場合は,既存コンクリートの残留塩化物イオンの再拡散シミュレーションにより,補修材構成を決定するのが一般的である。本研究は,「塩分吸着剤」を添加した補修材を用いた場合の,塩化物イオンの再拡散シミュレーションについて,塩分吸着度(%)によって見掛けの拡散係数を変動させるモデル,吸着効果を要素ごとに減算することで表現するモデルおよび,それらを重ね合わせたモデルを提案し,その妥当性について検討した。