コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害/アルカリシリカ反応

凍害Ⅰ

2016年7月7日(木) 09:00 〜 10:30 第5会場 (4F 412号室)

座長:緒方英彦(土木), 阿波稔(建築)

[1156] 高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートのスケーリングに与える粒度分布の影響

山内守1, 中溝翔1, 藤井隆史1, 綾野克紀1 (1.岡山大学)

キーワード:Blast furnace slag, curing period, Freezing and thawing, particle size, scaling, スケーリング, 凍結融解, 粒度, 養生期間, 高炉スラグ細骨材

高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートは,AE剤を用いなくても高い凍結融解抵抗性が得られることが知られている。本研究では,高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートのスケーリングに,粒度分布が与える影響について検討を行った。その結果,製造工場によらず,粒度の細かい高炉スラグ細骨材ほど,スケーリングを抑制する効果が高いこと,また,粒度の粗い高炉スラグ細骨材であっても,それを細かく粉砕することで,ふるいによって分けられた細かな粒度の高炉スラグ細骨材と同様の効果を持つことが分かった。さらに,長い期間水中養生を行うことで,スケーリングを抑制する効果が大きくなることが分かった。