コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 凍害/アルカリシリカ反応

アルカリシリカ反応Ⅱ

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:30 第5会場 (4F 412号室)

座長:黒田保(土木), 長谷川拓哉(建築)

[1170] ゲルフルオレッセンス法によるASRゲルの観察条件に関する一考察

五十嵐豪1, 山田一夫2, 小川彰一3 (1.東北大学 2.国立環境研究所 3.太平洋コンサルタント)

キーワード:Alkali silica gel, diagnostic, gel fluorescence method, reactive aggregate, wet grind, アルカリシリカゲル(ASRゲル), ゲルフルオレッセンス法, 反応性骨材, 湿式研磨, 診断

本検討では,ゲルフルオレッセンス法によるコンクリート内のASRゲルの分布の観察および定量化する手法の実用化に向けた基礎的検討として,促進コンクリートプリズム試験後のコンクリートプリズムを用いて,ゲルフルオレッセンス法によるASRゲルの観察条件について実験を行った。その結果,湿式切断・研磨から数日後の切断・研磨面の観察と割裂面の観察をそれぞれ行うことで,反応性骨材中のASRゲルとモルタルマトリクス内のASRゲルを分離して観察できることが明らかとなった。