コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 塩害/複合劣化

塩害Ⅲ/複合劣化

2016年7月6日(水) 15:45 〜 17:45 第5会場 (4F 412号室)

座長:久田真(土木), 小川彰一(建築)

[1178] 非破壊CT-XRD連成法を用いた流水によるセメント硬化体ひび割れ近傍の溶脱現象の考察

菊池玲子1, 高橋駿人1, 杉山隆文1 (1.北海道大学)

キーワード:CO2 gas, CO2ガス, crack, hydrated cement system, leaching, non-destructive integrated CT-XRD measurement, セメント硬化体, ひび割れ, 溶脱現象, 非破壊CT-XRD連成法

地下構造物やトンネルに用いられ湧水の影響を受けるコンクリートは,炭酸化と水和物の溶脱の複合劣化によって,徐々に変質することがある。ひび割れ部ではこの複合劣化は顕著になると推察されるが明確でない。本研究では非破壊CT-XRD連成法を用いてCT断面画像とXRD測定結果より,セメント硬化体のひび割れ面が通水作用を受けてどのように変質するかを調べた。また二酸化炭素ガスの影響を受けた時のひび割れ面近傍における変質についても調べた。