コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 腐食・防食

腐食・防食Ⅱ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第4会場 (4F 411号室)

座長:小林孝一(土木), 丸山一平(建築)

[1194] 各種要因が流電陽極方式電気防食工法の防食効果に与える影響の把握

橋本永手1, 染谷望1, 加藤佳孝1 (1.東京理科大学)

キーワード:Cathodic Protection Effect in Galvanic Anode System, Depolarization Shift, Polarization Curve, Polarization Shift, Protection Current, 分極曲線, 分極量, 復極量, 流電陽極方式電気防食, 防食電流密度

流電陽極方式電気防食はかぶりコンクリートの性状や防食システムによって防食効果が大きく影響を受ける。そこで,塩化物イオン濃度および飽和度の異なるかぶりコンクリートを用いて,流電陽極方式電気防食の防食効果を検討した。その結果,乾燥しているかぶりコンクリートでは,コンクリート抵抗の影響により防食効果が小さくなったため,陽極システムのモルタル層を薄くすることで抵抗を小さくした結果,乾燥したかぶりコンクリートの場合でも防食効果が得られた。