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第38回コンクリート工学講演会

A.Material & Construction » Corrosion & Corrosion prevention

Corrosion & Corrosion prevention Ⅲ

Wed. Jul 6, 2016 3:45 PM - 6:00 PM Room 4 (4F 411)

座長:西田孝弘(土木), 兼松学(建築)

[1198] Evaluation of stainless steel bar embedded in carbonation curing concrete under chloride attack

Tomoko NAKASHIMA1, Shinichi MIYAZATO1, Kosuke YOKOZEKI2, Takeshi TORICHIGAI2 (1.金沢工業大学 2.鹿島建設)

Keywords:carbonation curing concrete, chloride ingress, chloride threshold value, pH, stainless steel bar, 塩分移動, 炭酸化コンクリート, ステンレス鉄筋, pH, 腐食発生限界塩化物イオン濃度

地球温暖化防止に向けて炭酸化コンクリートが開発・実用されているが,pHの低下に伴い,内部鋼材の腐食発生が懸念される。そこで本研究では,ステンレス鉄筋を埋設させた炭酸化コンクリートを塩害暴露し,耐食性を評価した。そのため先ずは,pHが7.5と12.5の液浸試験により,SUS316>SUS304>SUS410の順に腐食発生限界Cl⁻濃度は高いことを確認した。次に,ステンレス鉄筋が埋設された炭酸化コンクリートを塩害促進暴露し,SUS410に比べてSUS316とSUS304の耐食性が高く,炭酸化コンクリート中でCl⁻は拡散および固定化しにくいことを明らかにした上で,各種ステンレス鉄筋の腐食発生時期を予測した。