コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 腐食・防食

腐食・防食Ⅲ

2016年7月6日(水) 15:45 〜 18:00 第4会場 (4F 411号室)

座長:西田孝弘(土木), 兼松学(建築)

[1204] 誘電緩和現象を利用したコンクリートの微細構造測定技術に関する基礎的研究

福山智子1, 岡本祐輝1, 長谷川拓哉1, 千歩修1 (1.北海道大学)

キーワード:AC impedance method, conductance, dielectric relaxation, electric capacitance, pore volume, コンダクタンス, 交流インピーダンス法, 細孔容積, 誘電緩和, 電気容量

本研究は,複合材料であるコンクリートの誘電緩和現象に着目し,誘・導電特性の周波数応答を利用したコンクリート微細構造解析に関する基礎的研究を行うものである。本報では,交流電場に対するコンクリートの応答モデルを仮定した上で,交流インピーダンス法によりコンクリートの電気容量とコンダクタンスを測定した。この結果とコンクリートの各種物性との相関から内部イオンの移動を解析・検討することでモデルの適用性を確認し,誘電緩和特性を利用した内部構造解析の可能性を示した。