[1214] Effectiveness of surface coatings in improving concrete durability after fire
Keywords:Fire, High strength concrete, Salt water soaking test, silver nitrate solution spray test, surface coating, 火害, 高強度コンクリート, 塩水浸漬, 硝酸銀噴霧, けい酸塩系表面含浸材
本研究では,高強度コンクリートおよびPP繊維を混入した高強度コンクリートを対象として,火害後の含浸材による補修効果を検討した。すなわち,角柱供試体を対象として105,200,300℃の加熱試験を実施し,けい酸塩系表面含浸材を塗布しNaCl10%溶液に2週間浸漬した。含浸材の塗布量は150,300,450g/m2とし塩分浸透抵抗性によって物質侵入抵抗性を評価した。その結果,含浸材なしでは加熱温度の影響は確認できなかったが,加熱した供試体でも含浸材の塗布量を多くすると,塩分浸透深さは小さくなった。PP繊維混入型高強度コンクリートにおいても同様な結果となった。