コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 高強度コンクリート(材料)

高強度コンクリート(材料)

2016年7月8日(金) 10:45 〜 12:15 第1会場 (5F 国際会議室)

座長:丸岡正知(土木), 梅本宗宏(建築)

[1237] 実機ミキサによる超低収縮・超高強度コンクリートの製造およびその品質に関する検討

松田拓1, 松丸真2, 蓮尾孝一1, 野口貴文3 (1.三井住友建設 2.SMCプレコン 3.東京大学)

キーワード:Autogenous Shrinkage, Ferro-nickel Slag Fine Aggregate, Mixer Load, Ultra-High-Strength Concrete, フェロニッケルスラグ細骨材, 自己収縮, 練混ぜ負荷, 超高強度コンクリート

結合材をポルトランドセメントとシリカフュームとフライアッシュの三成分とし,細骨材にフェロニッケルスラグ細骨材を用いた超低収縮・超高強度コンクリートを実機ミキサで製造した。その結果,1)過去に検討した超高強度コンクリートよりも,練混ぜ負荷が小さく流動性と強度が高まる一方,自己収縮は著しく少なくなり,2)フレッシュ性状と圧縮強度の安定したコンクリートの製造が可能で,部材を断熱材で被覆し養生すると250N/mm2級のコア強度が得られ,設計基準強度で220N/mm2を満足すること,等を確認した。