コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » マスコンクリート

マスコンクリート

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:00 第1会場 (5F 国際会議室)

座長:石川靖晃(土木), 黒岩秀介(建築)

[1247] 実構造物の計測結果に基づくクリープの影響を考慮したヤング係数の補正係数に関する評価

芦澤良一1, 横関康祐1, 藤岡彩永佳1, 溝渕利明2 (1.鹿島建設 2.法政大学)

キーワード:creep, effective young's moduls, mass concrete, thermal stress, クリープ, マスコンクリート, 有効ヤング係数, 温度応力

温度ひび割れを精度良く評価するためには,実施工に則した入力条件を用いて温度応力解析を行うことが必要である。その一つとして,クリープの影響を考慮したヤング係数の補正係数を適切に設定することが重要であるが,データの蓄積が少ないのが実情である。ここでは,実構造物における温度やひずみ,応力の計測結果からクリープの影響を考慮したヤング係数の補正係数を求め,温度応力解析に及ぼす影響を評価した。その結果,クリープの影響を考慮した有効ヤング係数はマスコン指針よりも小さくなる場合があること,ヤング係数の補正係数は材齢に伴う変化を考慮して設定する必要があることが分かった。