コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ポリマーコンクリート/高流動コンクリート

ポリマーコンクリート/高流動コンクリート

2016年7月8日(金) 09:00 〜 10:30 第1会場 (5F 国際会議室)

座長:丸岡正知(土木), 梅本宗宏(建築)

[1249] 単位ポリマー量がポリマーセメントモルタルの吸水および強さ性状におよぼす影響

我喜屋宗満1, 齋藤俊克1, 出村克宣1 (1.日本大学)

キーワード:compressive strength, flexural strength, polymer content, polymer-modified mortar, water absorption, ポリマーセメントモルタル, 単位ポリマー量, 吸水率, 圧縮強さ, 曲げ強さ

本研究では,ポリマーセメントモルタルの吸水および強さ性状におよぼす単位ポリマー量の影響について検討している。その結果,単位ポリマー量の増加に伴って,ポリマーセメントモルタルの吸水率は減少すると共に,曲げ強さは著しく増大し,単位ポリマー量の増加に伴う吸水低減効果および曲げ強さ改善効果は,水セメント比が小さいものほど顕著に現れる傾向にある。しかし,ポリマーセメントモルタルの吸水特性については,形成される組織構造の物理・化学的性質による影響も含めて更に詳細な検討を要する。一方,その圧縮強さは単位ポリマー量の増加に伴って減少する。