コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

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施工Ⅲ

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:30 第4会場 (4F 411号室)

座長:渡邉賢三(土木), 松田拓(建築)

[1267] 覆工コンクリートへの部分パイプクーリングの適用とその効果確認

白岩誠史1, 高橋拓真1, 川中政美1, 佐藤正2 (1.安藤・間 2.国土交通省 東北地方整備局)

キーワード:concrete invert slab, concrete lining, pipe cooling, strain mesurement, temperature mesurement, thermal crack, インバート, パイプクーリング, ひずみ計測, 温度ひび割れ, 温度計測, 覆工コンクリート

インバートコンクリートを施工する区間の覆工コンクリートは,インバートの拘束に起因する温度ひび割れの発生が懸念される。そのため,ひび割れ指数の低い側壁下部のみを部分的にクーリングして効率的にひび割れの発生を抑制する"部分パイプクーリング(Localized Pipe Cooling)"を提案し,実際の現場に適用した。また,3次元FEM温度応力解析を用いて,計測した外気温およびひずみを解析条件として取り込み,事後解析を実施した。その結果,LPクーリングにより,最小ひび割れ指数は0.95から1.15に改善し,ひび割れ発生確率は58%から33%となり25%低下したことが確認できた。