コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 施工

施工Ⅲ

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:30 第4会場 (4F 411号室)

座長:渡邉賢三(土木), 松田拓(建築)

[1268] 文献調査から見たCFT柱の仕様と圧入条件に関する一考察

萩谷俊祐1, 中田善久1, 大塚秀三2, 宮田敦典1 (1.日本大学 2.ものつくり大学)

キーワード:CFT柱, concrete filled steel tubular column, example of construction, literature survey, press fit methods, press-fitting conditions, 圧入工法, 圧入条件, 文献調査, 施工事例

本報告は,CFT構造におけるCFT柱の仕様と圧入条件の動向を明らかにするために,日本国内の学協会において発表されたCFT柱の圧入工法に関する文献を調査し,施工の観点からCFT柱の仕様と圧入条件およびこれらの関係性について検討したものである。その結果,スランプフローの設定は,ダイアフラムの開口面積率が大きく影響しており,15%程度の開口面積率を確保できない場合も,スランプフローを大きく設定することで十分に充填が可能であることが示唆された。また,圧入高さおよび圧入速度は,コンクリートの充填性に加え,CFT柱の断面積に依存することを明らかにし,施工事例における圧入高さと圧入速度の傾向を示した。