コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 舗装・ダム/特殊コンクリート

舗装・ダム/特殊コンクリート

2016年7月8日(金) 10:45 〜 12:15 第2会場 (5F 502号室)

座長:氏家勲(土木), 谷口円(建築)

[1272] フェロニッケルスラグ骨材を混合した舗装用スリップフォームコンクリートの施工性能および硬化特性の評価

山田悠二1, 稲葉諒2, 橋本親典1, 渡辺健1 (1.徳島大学 2.オリエンタル白石)

キーワード:Concrete pavement, Ferronickel slag aggregate, Slip-form method, Workability, Abrasion resistance, コンクリート舗装, フェロニッケルスラグ骨材, スリップフォーム工法, 施工性, 摩耗抵抗性

本研究ではフェロニッケルスラグ骨材を混合した舗装用スリップフォームコンクリートの施工性能および硬化特性について実験的に検討した。スリップフォームコンクリートの施工性能は,充塡性と自立性が要求される。流動障害なしの加振ボックス充塡試験により充塡性を評価した結果,フェロニッケルスラグ骨材を混合したコンクリートは無混合のものよりも充塡性が低下した。タッピング試験により自立性を評価した結果,フェロニッケルスラグ粗骨材を混合したものはスランプに関係なく自立性を有することがわかった。また,フェロニッケルスラグ骨材を混合することで圧縮強度,曲げ強度およびアブレイジョン摩耗に対する抵抗性が向上することを確認した。