[1272] フェロニッケルスラグ骨材を混合した舗装用スリップフォームコンクリートの施工性能および硬化特性の評価
キーワード:Concrete pavement, Ferronickel slag aggregate, Slip-form method, Workability, Abrasion resistance, コンクリート舗装, フェロニッケルスラグ骨材, スリップフォーム工法, 施工性, 摩耗抵抗性
本研究ではフェロニッケルスラグ骨材を混合した舗装用スリップフォームコンクリートの施工性能および硬化特性について実験的に検討した。スリップフォームコンクリートの施工性能は,充塡性と自立性が要求される。流動障害なしの加振ボックス充塡試験により充塡性を評価した結果,フェロニッケルスラグ骨材を混合したコンクリートは無混合のものよりも充塡性が低下した。タッピング試験により自立性を評価した結果,フェロニッケルスラグ粗骨材を混合したものはスランプに関係なく自立性を有することがわかった。また,フェロニッケルスラグ骨材を混合することで圧縮強度,曲げ強度およびアブレイジョン摩耗に対する抵抗性が向上することを確認した。