コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » サステイナビリティ(環境側面)

サステイナビリティ(環境側面)

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:15 第5会場 (4F 412号室)

座長:竹田宣典(土木), 野口貴文(建築)

[1291] 廃瓦骨材を用いたポーラスコンクリートの透水性および保水性に関する研究

古田麻奈1, 石黒覚1, 山中正善2 (1.三重大学 2.朝日土木)

キーワード:porous concrete, waste roof tile, water permeability, water retention, ポーラスコンクリート, 保水性能, 廃瓦, 透水性能

本研究では,廃瓦骨材を舗装材料へ有効利用し,夏季の路面温度上昇の抑制を目的として,粒径の異なる2種類の廃瓦をそれぞれ用いたポーラスコンクリートを作製し,透水性および保水性に関する試験を実施した。その結果,連続空隙率が増加するに伴い透水係数は増加し,同一空隙率においては粒径の大きな廃瓦ポーラスコンクリートの透水係数が大きくなった。透水性に関しては粒径の大きな骨材を使用した方が優れている。また,連続空隙率の増加に伴い,廃瓦ポーラスコンクリートの保水率は減少したが,同一空隙率では,粒径の小さな廃瓦を使用した方が,保水率は大きくなった。