コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 舗装・ダム/特殊コンクリート

舗装・ダム/特殊コンクリート

2016年7月8日(金) 10:45 〜 12:15 第2会場 (5F 502号室)

座長:氏家勲(土木), 谷口円(建築)

[1303] 気乾単位容積質量3.0t/m3以上の重量コンクリートの性状に関する実験的研究

植松俊幸1, 神代泰道1, 酒井正樹1, 吉田理紗1 (1.大林組)

キーワード:air dried weight of unit volume, compressive strength, dry shrinkage factor, heavyweight concrete, split-tearing tensile strength, young's modulus, 割裂引張強度, 圧縮強度, 気乾単位容積質量, 重量コンクリート, 長さ変化率, 静弾性係数

中庸熱ポルトランドセメントを使用して水セメント比を40%とし,気乾単位容積質量が3.8t/m3,3.4t/m3,3.0t/m3の重量コンクリートの調合を検討し,フレッシュ性状や硬化後の力学的特性を比較して考察を行った。重量コンクリートのブリーディング量は,いずれの調合も0.3cm3/cm2以下であったが,普通コンクリートよりも多かった。重量コンクリートの静弾性係数は,普通コンクリートよりも大きいが,RC規準式による予測値よりも小さくなるため,骨材の種類により定まる修正係数を新たに設定する必要がある。重量コンクリートの割裂引張強度は,普通コンクリートとほぼ同等であり,長さ変化率は小さくなる。