[1303] 気乾単位容積質量3.0t/m3以上の重量コンクリートの性状に関する実験的研究
キーワード:air dried weight of unit volume, compressive strength, dry shrinkage factor, heavyweight concrete, split-tearing tensile strength, young's modulus, 割裂引張強度, 圧縮強度, 気乾単位容積質量, 重量コンクリート, 長さ変化率, 静弾性係数
中庸熱ポルトランドセメントを使用して水セメント比を40%とし,気乾単位容積質量が3.8t/m3,3.4t/m3,3.0t/m3の重量コンクリートの調合を検討し,フレッシュ性状や硬化後の力学的特性を比較して考察を行った。重量コンクリートのブリーディング量は,いずれの調合も0.3cm3/cm2以下であったが,普通コンクリートよりも多かった。重量コンクリートの静弾性係数は,普通コンクリートよりも大きいが,RC規準式による予測値よりも小さくなるため,骨材の種類により定まる修正係数を新たに設定する必要がある。重量コンクリートの割裂引張強度は,普通コンクリートとほぼ同等であり,長さ変化率は小さくなる。