コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

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新材料・新工法(材料)Ⅲ/リサイクル

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:15 第4会場 (4F 411号室)

座長:細田暁(土木), 辻大二郎(建築)

[1306] 廃タイヤチップを混和材として活用した凍結融解抵抗性を有するコンクリート材料の開発に向けた基礎的研究

長谷川雄基1, 横井克則2, 松本伸介3, 佐藤周之3 (1.愛媛大学 2.高知工業高等専門学校 3.高知大学)

キーワード:Admixture, Entrained air, Freezing and thawing, Industrial waste, Mortar, Ultra sonic pulse velocity, Waste tire, モルタル, 凍結融解, 廃タイヤ, 混和材, 産業廃棄物, 超音波伝播速度, 連行空気

本研究では,凍結の際に生じる膨張圧の緩衝材として廃タイヤを活用することを目的とし,混和材としての廃タイヤチップの特性,廃タイヤチップを混入したモルタル供試体の基礎的性質と凍結融解抵抗性について検討した。結果として,モルタル供試体の強度と密度を確保できる廃タイヤチップの混入量は,細骨材に対する体積置換率10%以下であることが分かった。この結果を踏まえ,粒度調整した廃タイヤチップの置換率10%のモルタル供試体を凍結融解試験に供したところ,凍結融解抵抗性が向上することが分かった。とくに,廃タイヤチップの最大粒径が小さいほど,凍結融解抵抗性は向上する傾向を示した。