コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)

補修・補強(材料)Ⅲ

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:30 第6会場 (4F 413号室)

座長:江口康平(土木), 盛岡実(建築)

[1323] アクティブ赤外線サーモグラフィデータの空間統計処理に基づく鋼矢板‐コンクリート複合材の熱特性評価

小林秀一1, 鈴木哲也2, 佐藤弘輝3, 長崎文博3 (1.水倉組 2.新潟大学 3.藤村ヒューム管)

キーワード:corrosion, infrared thermography, semi-variogram analysis, steel sheet pile-concrete composite, セミバリオグラム解析, 腐食, 赤外線サーモグラフィ, 鋼矢板‐コンクリート複合材

近年,鋼矢板を用いた農業用排水路の早期腐食が技術的課題となっている。これら施設の補修技術の一つとして鋼矢板‐コンクリート複合材を適用した表面被覆工法が挙げられる。本研究では,非破壊検査法の一つである赤外線サーモグラフィ法を用いて,鋼矢板の腐食度と鋼矢板‐コンクリート複合材の熱特性の関係について定量評価を試みた。実験的検討には,空間統計学手法の一つであるセミバリオグラム解析を用いた。検討の結果,鋼矢板の腐食度が鋼矢板‐コンクリート複合材の熱特性に影響し,熱画像を用いたセミバリオグラム解析により定量評価可能であることが示唆された。