コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 補修・補強(材料)

補修・補強(材料)Ⅲ

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:30 第6会場 (4F 413号室)

座長:江口康平(土木), 盛岡実(建築)

[1325] 接着系あと施工アンカーのクリープ特性に関する検討

安藤重裕1, 中野克彦2 (1.住友大阪セメント 2.千葉工業大学)

キーワード:creep failure, creep limit, Inorganic-type anchor, organic- type anchor, Post-installed-bonded anchor, クリープ破壊, クリープ限度, 接着系あと施工アンカー, 有機系アンカー, 無機系アンカー

有機系および無機系の接着系あと施工アンカーについて,載荷荷重が異なる引張クリープ試験のクリープ変形量から,最大耐力時の変位に達する時間およびクリープ破壊が発生する載荷荷重比の推定を行った。最大耐力時の変位に達する時間は,クリープ変形量の小さい無機系アンカーにおいて,載荷端による推定値と自由端による推定値に大きな差異が生じた。また,載荷材齢1日から90日までのクリープ変位の変化量より,有機系アンカーでは載荷荷重比0.5以上で無機系アンカーでは0.6から0.7以上でクリープ破壊発生の可能があるものと推定された。