コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅱ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第6会場 (4F 413号室)

座長:内田慎哉(土木), 湯浅昇(建築)

[1337] 電磁誘導加熱によるPC構造物におけるグラウト充填性状評価システムに関する研究

宮脇俊輔1, 大下英吉1, 林詳悟2, 福岡養祐3 (1.中央大学 2.西日本高速道路エンジニアリング四国 3.第一高周波工業)

キーワード:electromagnetic inducting, grout filling rate, infrared thermography, non-destructive prediction method, PC structure, 非破壊検査, PC構造物, グラウト充填性状, 電磁誘導, 赤外線サーモグラフィ

著者らは電磁誘導と赤外線を併用した,PC構造物における新たなグラウト充填性状を評価するシステム(以下,本システムと称す)の開発に着手している。電磁誘導によりシース管を強制加熱し,シース管からコンクリート表面に伝搬する熱を赤外線サーモグラフィで検知するものである。グラウトの未充填領域が存在する場合,空気が有する断熱材的特性によりシース管内部への熱拡散を抑制するため,未充填領域が存在する際のコンクリート表面温度は健全な場合と比べて高くなる。本研究では,シース管とコンクリート表面の間に鉄筋が配筋されている場合におけるコンクリート表面温度への影響を調査した。