コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅴ

2016年7月7日(木) 10:45 〜 12:15 第6会場 (4F 413号室)

座長:皆川浩(土木), 永山勝(建築)

[1361] コンクリート内部の損傷が電気抵抗率の分布に与える影響

岡田辰夫1, 河合慶有1, 氏家勲1 (1.愛媛大学)

キーワード:4-probe method, 4プローブ法, current distribution, electrical resistivity, internal defects, 内部欠陥, 電気抵抗率, 電流経路

本研究は,コンクリート表面に顕在化していない内部ひび割れのような内部損傷の進展を対象として電気抵抗率の分布を用いて検知することを目的として検討を行った。その結果,供試体底部に内部ひび割れを模擬して導入したスリット深さの増大に伴い,電気抵抗率分布は変動することがわかった。特に,内部損傷が電流経路ならびに測定される電気抵抗率の分布に与える影響を実験的,解析的アプローチにより明らかにし,電気抵抗率の経時変化ならびに分布に基づいて内部損傷を検知できる可能性を示した。