コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » サステイナビリティ(環境側面)

サステイナビリティ(環境側面)

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:15 第5会場 (4F 412号室)

座長:竹田宣典(土木), 野口貴文(建築)

[1367] 高炉スラグ細骨材を多量に使用したコンクリートの性質

博多正貴1, 吉野公1, 黒田保1, 吉澤千秋2 (1.鳥取大学 2.JFEミネラル)

キーワード:blast furnace slag sand, limestone powder, bleeding, pumpability, 高炉スラグ細骨材, 石灰石微粉末, ブリーディング, 圧送性

本研究は,整粒方式が違う2種類の高炉スラグ細骨材を最大100%使用したコンクリートの配合,ブリーディング量,凝結時間,加圧による脱水量および強度等のおもにフレッシュ性状の諸物性に関して検討した。また,多量に高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートでは,石灰石微粉末を添加することでコンクリートの品質改善を図り,その諸物性に関して検討した。その結果,高炉スラグ細骨材を使用することで,単位水量やブリーディング量が増加し,凝結が遅延したが,石灰石微粉末を添加することによってそれらを抑制することを確認した。