[1379] ジオポリマーコンクリートの乾燥収縮特性に関する基礎的研究
キーワード:blast-furnace slag, curing method, demolding time, Drying shrinkage, Fly ash, geopolymer, measuring method, ジオポリマー, フライアッシュ, 乾燥収縮, 脱型時期, 計測方法, 養生方法, 高炉スラグ
本研究では,遅延剤を添加したFAとBFSの併用系ジオポリマーコンクリートの乾燥収縮およびそれに及ぼす調合,養生温度,封かん養生期間,ひずみの測定方法,測定開始時点などの影響を考察した。主な結果として,1) 常温養生供試体の場合,収縮ひずみは若材齢時に大きく生じ,1ヶ月を過ぎたあたりから収束しはじめたが,殆どの安定値が-800×10-6を超えた。2) 高温養生供試体では,養生中に若干の収縮が生じ,養生後に膨張が発生した。6週材齢の収縮ひずみは-400×10-6以内で小さく,一部は膨張ひずみで収束した。3) 封かん養生期間は長いほど,収縮ひずみの測定値は小さいが,5日間を超えるとほとんど変わらない。