コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 新材料・新工法(材料)/リサイクル

新材料・新工法(材料)Ⅱ

2016年7月7日(木) 10:45 〜 12:15 第4会場 (4F 411号室)

座長:佐川孝広(土木), 濱崎仁(建築)

[1383] ジオポリマー硬化体の種々の配合,作製法における生成物とpH等諸性質との関係

佐藤隆恒1, 上原元樹1, 南浩輔2, 山﨑淳司3 (1.鉄道総合技術研究所 2.前田建設工業 3.早稲田大学)

キーワード:geopolymer, blast furnace slag, pH, rebar corrosion, chloride ion, ジオポリマー, 高炉スラグ, pH, 鉄筋腐食, 塩化物イオン

高炉スラグ(BS)で一部置換したフライアッシュを出発材料としたジオポリマー硬化体について種々の配合,作製法における生成物及びpH等の諸性質を検討した。その結果,BS置換によりケイ酸Ca水和物が生じ,BS置換率が高く,アルカリ/水(A/W比)が大きい試料ほど,その硬化体pHが高くなった。一方,ケイ素/アルカリの影響は,本試験配合内において他の要因と比較して小さかったが,それが小さくなるにつれ総細孔容積が減少した。また,筆者らが提案した「Si成分粉体添加その場溶解法」においてA/W比0.20及びBS35.5vol.%の配合では,水ガラスを使用する一般法との間に諸性質の大きな相違は認められなかった。