コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

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新材料・新工法(材料)Ⅲ/リサイクル

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:15 第4会場 (4F 411号室)

座長:細田暁(土木), 辻大二郎(建築)

[1386] メタカオリン含有人工ポゾランを用いたコンクリートの塩分浸透抵抗性と塩分固定化特性に関する研究

梅山寛崇1, 佐川康貴1, 坂口伸也2, 柏木武春3 (1.九州大学 2.前田建設工業 3.柏木興産)

キーワード:artificial pozzolan based on metakaolin, chloride amount, chloride ion coefficient, immobilization, migration test, メタカオリン含有人工ポゾラン, 固定化, 塩化物イオン拡散係数, 塩化物量, 電気泳動試験

本論文では,メタカオリン含有人工ポゾラン(MKP)をコンクリート用混和材として用いた場合の塩分浸透抵抗性と塩分固定化特性について検討を行った。ベースセメントとして普通ポルトランドセメントと高炉セメントB種を用いてMKPの混和率を変化させたコンクリートを作製し,定常法,非定常法の2通りの電気泳動試験を行い,塩化物イオン拡散係数を算出した。その結果,MKPの混和率が高くなるほど,塩化物イオン拡散係数が低下し,両者の拡散係数は1:4の関係があること等を明らかにした。また,MKPを混和した場合,固定化塩化物量が増加し,MKP混和率20%で最大となることが確認された。