[1389] 超高強度繊維補強コンクリート埋設型枠を用いたRC梁の曲げ性状に関する研究
キーワード:FEM, interface, Permanent Form, RC beams, RC梁, UHPFRC, 埋設型枠, 接合, 有限要素解析, 超高強度繊維補強コンクリート
本研究では,超高強度繊維補強コンクリート埋設型枠を用いたRC梁の曲げ性状について実験による検討を行った。その結果として,埋設型枠と後打ちコンクリートとの接合面に凹凸加工を施したRC梁の方が,接合面が平滑なRC梁より優れた曲げ性状を発揮することが確認できた。また,3次元有限要素解析による検討を行った結果,埋設型枠と後打ちコンクリートとの接合面の界面要素の構成則がRC梁の曲げ性状に大きく影響することが明らかになった。さらに解析結果から,普通RC梁に比べて埋設型枠を用いたRC梁のひび割れ発生荷重が向上すること,終局時点まで普通RC梁と同等以上の耐力を示すことが確認された。