[1390] 炭酸化した環境負荷低減型ガラス繊維補強モルタルの耐久性評価
キーワード:carbonate, durability, flexural strength, glass fiber, long-term strength, service life, tensile strength, ガラス繊維, 引張強度, 曲げ強度, 炭酸化, 耐久性, 耐用年数, 長期強度
各種ガラス繊維を用いたガラス繊維補強モルタル(GRM)の耐久性向上を目的に,強制的に炭酸化した環境負荷低減型GRMについて検討したところ,環境負荷低減型GRMは,ガラス繊維種類によらず,材齢初期で一般的なGRMよりも高い強度を示した。また,GRMを70℃温水中に浸漬し,劣化促進環境下での強度低下を評価した結果,耐アルカリ性ガラス繊維を用いた環境負荷低減型GRMは,同繊維を用いた一般的なGRMよりも約2.6~4.6倍の耐久性を有することが分かった。耐アルカリ性の無いガラス繊維(Eガラス)を用いた環境負荷低減型GRMは,耐アルカリ性ガラス繊維を用いた一般的なGRMと同程度の耐久性を示した。