コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 新材料・新工法(材料)/リサイクル

新材料・新工法(材料)Ⅲ/リサイクル

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:15 第4会場 (4F 411号室)

座長:細田暁(土木), 辻大二郎(建築)

[1390] 炭酸化した環境負荷低減型ガラス繊維補強モルタルの耐久性評価

関健吾1, 横関康祐1, 向原敦史2, 藤木昭宏3 (1.鹿島建設 2.中国電力 3.ランデス)

キーワード:carbonate, durability, flexural strength, glass fiber, long-term strength, service life, tensile strength, ガラス繊維, 引張強度, 曲げ強度, 炭酸化, 耐久性, 耐用年数, 長期強度

各種ガラス繊維を用いたガラス繊維補強モルタル(GRM)の耐久性向上を目的に,強制的に炭酸化した環境負荷低減型GRMについて検討したところ,環境負荷低減型GRMは,ガラス繊維種類によらず,材齢初期で一般的なGRMよりも高い強度を示した。また,GRMを70℃温水中に浸漬し,劣化促進環境下での強度低下を評価した結果,耐アルカリ性ガラス繊維を用いた環境負荷低減型GRMは,同繊維を用いた一般的なGRMよりも約2.6~4.6倍の耐久性を有することが分かった。耐アルカリ性の無いガラス繊維(Eガラス)を用いた環境負荷低減型GRMは,耐アルカリ性ガラス繊維を用いた一般的なGRMと同程度の耐久性を示した。