コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造設計・設計法

構造設計・設計法Ⅱ

2016年7月8日(金) 10:45 〜 12:00 第7会場 (4F 414号室)

座長:長谷川俊昭(土木), 杉本訓祥(建築)

[2008] 水位差に着目した桁の水平流体力評価に関する実験的研究

大野又稔1, 渡辺健1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:flow beam, momentum conservation law, PC beam, PC橋りょう, Water force, 桁流出, 津波作用力, 運動量保存則

津波により鉄道PC橋りょうに作用する水平流体力を評価するため,縮小桁模型を固定して流れを作用させた水平流体力計測実験を実施し,得られた実験結果を評価することで水平流体力の推定を行った。さらに,この評価法の妥当性を,桁模型と橋脚模型を水槽に設置して流れを作用させた流出限界値推定実験により確認した。PC橋りょうに作用する水平流体力は,運動量保存則の比力に基づいて算定することで,精度よく表現することができ,この推定された水平流体力を支承の摩擦抵抗力と比較することで,桁の水平流出状況を評価可能であることが分かった。