コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造解析/構成則

構造解析/構成則

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:15 第8会場 (4F 409号室)

座長:内田裕市(土木), 藤永隆(建築)

[2017] 面外力を受ける下水道施設に非線形有限要素解析を適用する場合の限界値の設定に関する一考察

福江清久1, 本多顕治郎1, 安井達喜1 (1.エーバイシー)

キーワード:sewage facilities, underground structure, nonlinear finite element method, pushover analysis, strain, limit value, ひずみ, プッシュオーバー解析, 下水道施設, 地中構造物, 限界値, 非線形有限要素解析

本研究は,構造設計者が非線形有限要素解析を活用して簡易な指標で鉄筋コンクリート構造物の性能照査を行えるようにすることを目指し,土圧や水圧などの面外力を受ける下水道施設の地中構造物を対象に,局所ひずみを指標とした限界値を提案するものである。既往の静的載荷実験結果を基に,汎用の3次元有限要素解析プログラムを使用して,地中構造物であるボックスカルバートの応答を解析的に評価できることを再検証するとともに,積層レイヤ構造のレイヤ分割や要素分割がひずみの算定値に与える影響を検証し,実用的な分割数および限界値を提示した。さらに,実構造物を対象にひずみと塑性率の関係について検討した。