コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » はり/骨組

はりⅠ

2016年7月7日(木) 09:00 〜 10:30 第8会場 (4F 409号室)

座長:三木朋広(土木), 磯雅人(建築)

[2034] ハーフPCa梁の水平打継ぎ面のずれを考慮したせん断耐力の検討

松永健太郎1, 小坂英之1, 五十嵐治人2 (1.三井住友建設 2.錢高組)

キーワード:coefficient of friction, half precast, placing joint, shear-friction, shear-strength, slip, truss and arch, ずれ, せん断摩擦, せん断耐力, トラス・アーチ, ハーフプレキャスト, 打継ぎ, 摩擦係数

RC梁にハーフプレキャスト工法を用いる場合や梁の上部と下部でコンクリートの打設時期が異なる場合には,断面内で材軸方向に水平な打継ぎ面が生じる。本論文では,打継ぎ面のせん断抵抗機構としてせん断摩擦を仮定し,トラス・アーチ機構に基づき梁のせん断耐力を評価した。梁上部と梁下部でコンクリート強度が異なる場合には,スラブの協力幅,各部のコンクリート強度と打設高さを考慮してコンクリートの等価強度を設定し,せん断耐力を算出した。本評価法のせん断耐力計算値と既往の実験資料の実験値を比較した結果,両者は良い対応を示すことが確認された。