[2055] Nonlinear Finite Element Method of R/C Beam-Column Joint with Tapered Couplers Used for Mortar Grouted Sleeve
Keywords:mortar grouted sleeve, tapered couplers, nonlinear finite element method, beam-column joint, ratio of column to beam moment capacity, モルタル充填式継手, テーパー付カプラー, 有限要素解析, 柱梁接合部, 柱梁強度比
柱と梁の終局曲げ強度の比が1程度の柱梁接合部において,接合部破壊になるという報告がある。その破壊を防止することを目的として,本研究では,梁曲げ降伏先行型となるRC造十字形架構を対象とし,接合部内の梁主筋を通し配筋としたモデルと,接合部内に機械式継手を適用した2種類のモデルをパラメータとし,構造性能への影響を把握した。耐力は同等の荷重を示したが,接合部内の梁主筋に継手を設けることにより,接合部内の梁主筋の降伏を抑え,かつ接合部内のコンクリートの損傷を防ぐことが出来ることを確認した。また,継手を適用したモデルの方が剛性は高く,早期に梁曲げ耐力時の層せん断力に達した。