コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 柱/スラブ

柱Ⅱ/スラブ

2016年7月6日(水) 15:45 〜 17:45 第8会場 (4F 409号室)

座長:大塚久哲(土木), 金久保利之(建築)

[2077] 道路橋コンクリート床版の仕上げ面の平坦性と滞水現象に関する一考察

田中泰司1, 高橋茂樹2, 荒井明夫3 (1.東京大学 2.高速道路総合技術研究所 3.NIPPO)

キーワード:concrete slab, finishing, flatness, ponding, コンクリート床版, 仕上げ, 平坦性, 滞水

道路橋コンクリート床版の仕上げ面の平滑性を計測したところ,施工基準の範囲内ではあるが,かなりの凹凸を有していることが確認された。平坦性は橋梁によって大きく異なるものの,構造形式ごとに傾向が見受けられた。また,平坦性は施工規模の影響を大きく受けることが示唆された。さらに,滞水量の分析を行ったところ,従来施工では滞水量の低減には限界があり,機械仕上げの導入により施工精度を改善することによって,滞水量を大幅に低減できることが示された。