[2080] Seismic Performance of Prestressed Reinforced Concrete Frame with Slab having Different Prestress Ratios and Bond Conditions along PC Tendon
Keywords:Bond Condition along PC Tendon, Prestress Ratio, Prestressed Reinforced Concrete Frame, Seismic Performance Evaluation, Slab, スラブ, プレストレスト鉄筋コンクリート, プレストレス率, 耐震性能評価, 鋼材付着性状
スラブ付きPRC柱梁十字形部分架構試験体を用い，T形梁の上下端引張時のプレストレス率とPC鋼材付着性能の違いがその耐震性能に与える影響を検討した。上端と下端引張時のプレストレス率を約0.4と0.8とした場合，各々の最大残留変形率が0.5以上と0.1程度以下となり，残留変形率に顕著な差が生じた。スラブが付いても梁上下端引張時のプレストレス率が0.5以上で同等の場合は上下端引張時での残留変形率，残留ひび割れ幅，等価粘性減衰定数が概ね等しくなった。PC鋼材付着の良い場合はその塑性化が早まり，残留変形率と残留ひび割れ幅が増大した。T形梁では上端引張時で早期にコンクリート損傷が生じ，この進展により安全限界が定まった。