コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » プレストレストコンクリート

プレストレストコンクリートⅠ

2016年7月8日(金) 09:00 〜 10:30 第10会場 (4F 402・403号室)

座長:二井谷教治(土木), 坂下雅信(建築)

[2083] アンボンドPC鋼より線を用いた実大PCaPC部分架構実験による機能維持性能に関する研究

小原拓1, 渡邊秀和1, 河野進1, 岡安隆史2 (1.東京工業大学 2.鹿島建設)

キーワード:full scale unbonded post-tensioned precast concrete frame, hysteresis loop, residual crack width, residual displacement ratio, 実大アンボンドPCaPC部分架構, 履歴復元力特性, 残留ひび割れ幅, 残留変形率

長寿命建築システムの実現可能性を検討するため,実大部分架構を用いて,梁内法スパン11m,梁断面600mm×1000mmのアンボンドプレストレストプレキャスト(PCaPC)梁部材の損傷低減効果確認実験を行った。実験では,履歴復元力特性および残留変形率,残留ひび割れ幅に代表される損傷度を明らかにした。架構の最大耐力は梁端部のコンクリートの圧壊で決まり,アンボンドPCaPC梁部材の残留変形率および残留ひび割れの本数と幅は,通常のRC梁部材と比べ大きく低減できた。