コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » プレキャストコンクリート

プレキャストコンクリート

2016年7月8日(金) 13:15 〜 15:15 第10会場 (4F 402・403号室)

座長:幸左賢二(土木), 河野進(建築)

[2097] プレキャストコンクリートの細孔構造に及ぼすダブルミキシングの影響

金井浩平1, 松村仁夫2, 田澤榮一3, 笠井哲郎1 (1.東海大学 2.足利工業大学 3.広島大学名誉教授)

キーワード:double mixing method, precast concrete, air content, void spacing factor, vibrating compaction, ダブルミキシング, プレキャストコンクリート, 振動締固め, 気泡間隔係数, 空気量

振動締固め成形法で製造されるプレキャストコンクリートでは,ジャンカや表面気泡(あばた)等の不具合を防止するため各種振動機で過度に振動を与えられる場合があり,コンクリート中の空気量の減少に伴い耐凍害性が低下することが指摘されている。本研究ではプレキャストコンクリート製造時の空気量低減を抑制する方法としてダブルミキシング(DM)を提案し,その有効性について検討した。その結果,DMでコンクリートを練混ぜることで,振動締固めによるコンクリート中の空気量の減少および耐凍害性に寄与する気泡間隔係数の増加を低減できることが判明した。