コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/疲労・衝撃

付着・定着・継手Ⅱ/疲労・衝撃Ⅰ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第9会場 (4F 410号室)

座長:吉武謙二(土木), 西村康志郎(建築)

[2128] 中速度衝突を受ける超高強度繊維補強コンクリートパネルの衝撃応答特性に関する基礎的検討

片岡新之介1, 武者浩透2, 別府万寿博1, 岡本修一2 (1.防衛大学校 2.大成建設)

キーワード:impact response, medium velocity impact, protective design, ultra high strength fiber reinforced concrete, 中速度衝突, 衝撃応答, 超高強度繊維補強コンクリート, 防護設計

本研究は,剛飛翔体の中速度衝突を受ける超高強度繊維補強コンクリート(以下ではUFCと呼ぶ)の衝撃応答特性について実験的検討を行ったものである。まず比較参考のため,板厚18cmのプレーンコンクリート板に対して,質量8.3kgの飛翔体を速度38m/s~44m/sで衝突させる中速度衝突実験を行い,破壊性状を確認した。次に,板厚6~12cmのUFCパネルに対して,同飛翔体を用いて速度約42m/sの中速度衝突実験を行った。その結果,UFCパネルはプレーンコンクリート板に比べて耐衝撃性が非常に高いことが認められた。また,衝突荷重と支点反力および裏面のひずみ応答の比較などの比較を行って,中速度衝突を受けるUFCパネルの衝撃応答特性を考察した。