コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/疲労・衝撃

疲労・衝撃Ⅱ

2016年7月6日(水) 15:45 〜 18:00 第9会場 (4F 410号室)

座長:藤掛一典(土木), 師橋憲貴(建築)

[2132] 凍結融解作用により劣化したRC梁の耐衝撃挙動

勝見悠太1, 栗橋祐介1, 水田真紀2, 岸徳光3 (1.室蘭工業大学 2.土木研究所 寒地土木研究所 3.釧路工業高等専門学校)

キーワード:crack pattern, freezing and thawing action, impact-loading tests, RC beams, RC梁, ひび割れ性状, 凍結融解作用, 衝撃荷重載荷実験

本研究では,凍結融解作用によるコンクリートの凍害劣化がRC部材の耐衝撃挙動に及ぼす影響を検討することを目的として,気中凍結水中融解法により凍害劣化させたRC梁を対象に,重錘落下高さを変化させた重錘落下衝撃実験を行った。その結果,1) RC梁の破壊性状は凍害劣化度の分布に依存する,2) 凍害劣化により発生したひび割れがRC梁の破壊モードに影響を及ぼす可能性がある,3) RC梁に著しい衝撃荷重が作用するとコンクリート片の剥落や飛散が生じるため,実構造においては第3者への影響度が増大する,こと等が明らかになった。