コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/疲労・衝撃

疲労・衝撃Ⅱ

2016年7月6日(水) 15:45 〜 18:00 第9会場 (4F 410号室)

座長:藤掛一典(土木), 師橋憲貴(建築)

[2138] 鉄道車輪とコンクリート軌道部材間の接触剛性

後藤恵一1, 山崎由紀1, 轟俊太朗1, 渡辺勉1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:contact stiffness, derailment, earthquake, MBD analysis, MBD解析, PC sleeper, PCまくらぎ, slab track, train wheel, 地震, 接触剛性, 脱線, 軌道スラブ, 鉄道車輪

本研究では,MBD解析に用いる脱線後の鉄道車輪とコンクリート軌道部材間の接触剛性について検討した。具体的には,模型実験により車輪とコンクリート軌道部材間の接触剛性が120kN/mm程度であることを示した。また,実際の車輪痕を調査し,スラブ軌道上では最大10mm程度の深さの車輪痕が生じること及びPCまくらぎではそれ以上の深さの車輪痕が生じることを確認した。さらに,MBD解析により接触剛性の変化が各種応答に及ぼす影響を検討するとともに,調査結果と比較することで解析の妥当性を確認した。