コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震一般

耐震一般

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:15 第7会場 (4F 414号室)

座長:秋山充良(土木), 衣笠秀行(建築)

[2145] 実物大のコンクリート柱(電車線路用)を用いた振動台試験

佐々木崇人1, 築嶋大輔1, 松田康紀1, 草野英明2 (1.東日本旅客鉄道 2.東鉄工業)

キーワード:base of electric pole, electric pole, PRC utility pole, PRC電柱, seismic reinforcement, Shaking table test, 振動台試験, 耐震補強, 電柱, 電柱基礎

東北地方太平洋沖地震では,東北新幹線の高架橋上に設備されたコンクリート柱(電車線路用)に,広範囲に亘って傾斜,または折損する被害が生じた。これまで,砂詰め基礎には減衰効果があり耐震上有利とされてきたが,この地震による被害は少なくなかった。そこで,実物大の電柱を用いて振動台試験を行ったところ,基礎形式の違いによるPC電柱の破壊性状に差異は見られなかった。これを受けて,これまで検討していなかった砂詰め基礎に対応する耐震対策を考案し,2回目の振動台試験によりその効果を確認した。また,砂の密度の違いによりPC電柱の破壊性状に違いが出ることを明らかした。