コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震性能評価/地震被害

耐震性能評価Ⅰ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第7会場 (4F 414号室)

座長:長田光司(土木), 真田靖士(建築)

[2149] レーザー変位計を使用したRC橋脚の終局挙動評価

山之内俊樹1, 幸左賢二1, 佐藤崇2 (1.九州工業大学 2.長大)

キーワード:high ductility cement volume of fiber, Plus and minus police box loading experiment, raser displacement meter, Stick type scanner, レーザー変位計, 棒型スキャナ, 正負交番載荷実験, 高靭性セメント材料

著者らは,高靱性セメント材料を使用したRC橋脚における帯鉄筋間隔の影響を評価するために,帯鉄筋間隔を50,100㎜としたNo.2-12,2-13供試体を作成し,正負交番載荷実験を実施した。その結果,帯鉄筋間隔を密にしたNo.2-12の変形性能はNo.2-12に対して13%向上した。棒型スキャナによる内部ひび割れ計測より,かぶりコンクリートのはらみ出し発生直前に,鉄筋位置での内部ひび割れ密度は急上昇しており,内部コンクリートの圧壊が鉄筋座屈より先に生じることが明らかとなった。また,レーザー変位計によるかぶりコンクリートのはらみ出し形状計測より,内部の鉄筋座屈形状を推定できる可能性があると考えられる。