コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震性能評価/地震被害

耐震性能評価Ⅰ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第7会場 (4F 414号室)

座長:長田光司(土木), 真田靖士(建築)

[2155] 高靱性セメント・SD490を用いたRC柱に対する帯鉄筋間隔の影響

溝上瑛亮1, 幸左賢二1, 佐藤崇2 (1.九州工業大学 2.長大)

キーワード:RCcolumn, high dactility cement, high-strength rebar, cyclic loading test, RC橋脚, 高靱性セメント材料, 高強度鉄筋, 正負交番載荷

高強度鉄筋SD490と高靱性セメントを併用したRC橋脚において,帯鉄筋間隔の違いが変形性能へ及ぼす影響を検討するため,帯鉄筋間隔を75mm (No.2-9,2-11) ,50mm (No.2-12) ,100mm (No.2-13) とした供試体の正負交番載荷実験を行った。実験結果より,はらみ出し発生変位はNo.2-9で9δy,他の供試体では8δyとなり,はらみ出し発生変位に大きな差は生じなかった。一方,はらみ出し発生後は終局までは帯鉄筋間隔の違いによる変位の差異が1δy (15mm) 程度生じた。また,終局変位ではNo.2-9,2-12で10.6δy,No.2-11で,9.8δy,2-13では9.3δyとなり,帯鉄筋間隔の拘束効果による変形性能の差異は小さい。