[2171] A Seismic Performance of RC Damping Partial Wall Using an Existing Wall
Keywords:earthquake damage, friction damper, non-bearing wall, 二次壁, 地震時損傷, 摩擦ダンパー
既存壁に適用できる摩擦ダンパーを用いた実大RC制振方立て壁の水平加力実験を行った。 (1)接着系あと施工アンカーボルト(有効埋込深さ6.5da以上)を用いた摩擦ダンパーでは,初期ボルト張力30kN/本以下であれば安定した摩擦力を発揮し, (2)シングル配筋されたRC制振方立て壁では,ボルト張力の総和が120kN以下であれば,エネルギー吸収能力に富む荷重変形復元力特性(せん断力約70kN)を発揮し,(3)二つの摩擦面に高強度アルミ板摺動材を用いた摩擦ダンパーの平均すべり係数は0.54~0.59程度となった。