[2172] Experimental and analytical study for new arrangement of the retrofitting brace of compressive CFT
Keywords:Hole -in anchor, Mole's failure theory, Punching shear strength, Retrofitting design, あと施工アンカー, パンチングシア耐力, モールの破壊基準, 補強設計
本論では,コンクリート充填鋼管 (CFT)を用いた耐震補強法における接合部の性状を調べるための実験と,これを応用した建物の補強設計について纏めている。実験では,建物に用いる実大の試験体を4体作成し,接合部の破壊性状を観察した。実験結果は,1体を除き,既往のパンチングシア耐力式により安全側に評価可能であることが分かった。また,この接合部を実際に使用した建物の補強設計について示した。補強設計では,簡単な計算と解析とを比較して両者がほぼ一致する結果を示した。