コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造Ⅰ

2016年7月7日(木) 09:00 〜 10:30 第10会場 (4F 402・403号室)

座長:上中宏二郎(土木), 鈴木英之(建築)

[2200] 地下階に供するハイブリッド構造柱の構造性能

金本清臣1, 山野辺宏治1 (1.清水建設)

キーワード:bearing strength, bending shear, column, hybrid structure, stress transferring, underground, ハイブリッド構造, 地下階, 応力切替え, 支圧強度, 曲げせん断, 柱

地上25階程度以下,地下2階以上の鉄骨造建物において,地上階の充填鋼管コンクリート(以下,CFTと略記)造柱の軸力を地下階の鉄筋コンクリート(以下,RCと略記)造柱に伝達させる場合,一般的に地上階柱の構造種別を地下2~3層にわたって鉄骨鉄筋コンクリート造柱に切り替えられることが多く,建設コストのアップや工期長期化の一要因となっている。著者らはこれらの解決策として,地上階から地下側に延びるCFT造柱よりも一回り大きい断面サイズのCFT造柱を任意の地下階1層部分に設け,この部分で地上階柱からの軸力を負担する構法を考案した。本論では,当該構法のコンクリートの支圧強度および構造性能を確認するために実施した実験の概要と結果について述べる。