コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 短繊維補強コンクリート(構造) /連続繊維補強コンクリート(構造)

短繊維補強コンクリート(構造) Ⅰ

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:00 第10会場 (4F 402・403号室)

座長:横田弘(土木), 松井智哉(建築)

[2221] ポリプロピレン短繊維を混入したRC梁の曲げ実験

森浩二1, 渡辺淳也2, 佐藤裕一2, 金子佳生2 (1.淺沼組 2.京都大学)

キーワード:bending experiment, bond splitting, crush, fiber reinforcement, polypropylene, polyvinyl alcohol, ビニロン, ポリプロピレン, 付着割裂, 圧壊, 純曲げ試験, 繊維補強

ポリプロピレン短繊維はコンクリートの剥落防止や火災時の爆裂防止などを目的として,近年適用が増加しているが,曲げやせん断など構造性能への寄与に関する研究は少ない。鉄筋コンクリート部材の構造性能に対するポリプロピレン短繊維の効果を調べるため,単純梁の純曲げ実験を行った。実験パラメータは繊維混入率および鉄筋量とし,比較のためビニロン繊維を混入した場合についても実験を行った。実験の結果,繊維補強によって曲げひび割れ発生後の剛性低下が抑制されること,付着割裂ひび割れの発生が抑制されること,圧壊時の急激な耐力低下を抑制されることがわかった。