短繊維補強コンクリート(構造) Ⅱ／連続繊維補強コンクリート（構造）

[2229] CFRPグリッドを用いたPCM吹付け工法によるRCはりのせん断補強効果の評価手法

郭瑞¹, 日野伸一¹, BAHSUAN RIFADLI¹, 谷口硯士² (1.九州大学 2.新日鉄住金マテリアルズ)

キーワード：CFRP grid, CFRPグリッド, Effective strain, PCM Shotcrete, PCM吹付け, Shearing capacity, せん断耐力, 有効ひずみ

既設コンクリート構造物の補強工法の一つとして，既設コンクリート部材の表面に炭素繊維補強グリッド（以下，CFRPグリッド）を設置し，ポリマーセメントモルタル（以下，PCM）吹付けにより一体化する増厚工法が広く用いられている。本研究では，本工法によるハンチを有するRCはりの縦・横両方向のCFRPグリッドの有効ひずみを究明し，CFRPグリッドによるせん断耐補強効果の評価手法を明らかにするため，CFRPグリッドの補強量および配置間隔をパラメータとした実験的検討を行った。